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セミリタイア生活の綴り Blog

最終出社日は2015年9月30日。28歳で新卒入社の会社を辞めました。1987年生まれのサラリーマンの日記。2015年5月に資産3,000万円達成。内容は主に、セミリタイア、お金、語学、シンプルライフ、旅行について。自称ナンパ系投資家。


パタヤの妖精とポケモンGO

趣味 趣味-旅行(タイ) 短編

 

ゴーゴーバーに行きたい。ゴーゴーバーに行きたい。ゴーゴーバーに行きたい。

 

 

日本は素晴らしい国である。安全でキレイ、そして何よりご飯がおいしい。日本食は世界一だ。

 

 

しかし、日本全体には閉鎖感が漂っているようにも感じられ、性の無法地帯であるパタヤに引きつけられる。気がつけばAir Asiaでタイ行き航空券を予約していた。

 

 

タイ旅行を翌日に控えたMaoは、衝撃の事実を知ることになった。

 

 

8月6日と7日のタイは、国民投票の関係で禁酒日

 

 

なんということだ。到着日の8月7日は禁酒日じゃないか。ゴーゴーバーが開いていなかったらどうしよう。そんな不安もあったが、だけれども久しぶりのタイ旅行にやっぱりワクワクしていた。

 

 

Mao

「さて、明日の飛行機に備えてもう寝るか」

 

 

目をつぶっていると、どこからともなく声が聞こえてきた。

 

 

「私についてきたら大丈夫なんだから」

 

 

目を開けて周りを見渡しても誰もいない。幻聴が聞こえるようになったのだろうか。

 

 

「だから、私についてきたら大丈夫なんだから。うふふふふ」

 

 

もうこのときすでに夢のなかにいたのかもしれない。いつの間にか寝入っていた。

 

 

 

 

 

 

翌日、パタヤに到着したころには、午後7時を回っていた。

 

 

ホテルで荷を下ろしたあと、日本にいたときのクセでついポケモンGOを開いてしまった。

 

 

Mao

「パタヤでポケモンGOをする気はないんだけどな」

 

 

すぐに消そうとしたのだけれど、パタヤのポケモンGOがどうなっているのか気になってなんとなく眺めていた。すると、そこには見たこともないポケモンの姿が映っていた。何だこれは、、、妖精???

 

 

リステル

「Mao、こんにちは。私はゴーゴーバーの妖精、リステルよ」

 

 Mao

「喋った!?」

 

 リステル

「あなたのゴーゴーバーに行きたいという強い気持ちが私を創りだしたのよ。ゴーゴーバーに行きたいのなら私についてきて」

 

 

リステルは、システムのバグなのかもしれない。しかし、何より今すぐにでもゴーゴーバーに行きたかったMaoは、リステルの存在自体は気にせず素直に従った。

 

 

 Mao

「ここは、、、ウォーキングストリートじゃないか」

 

 

いつもは活気あるウォーキングストリートだが、今日はネオンをつけずにひっそりとしている。ある程度予想していたとはいえ、実際に目の当たりにすると寂くなる。リステルは、そんなMaoを気にする素振りも見せず、あるゴーゴーバーまで案内してくれた。

 

 

 リステル

「このゴーゴーバーは悪いポケモンに支配されてしまったの。倒してくれないかしら」

 

 

乗りかかった船だ。Maoはリステルの願いを聞き入れた。

 

 

 

 

ゴーゴーバーに入ると、そこには見るからに悪そうなポケモンがステージ上で仁王立ちしている。Maoは激怒した。

 

 

Mao

「そこはゴーゴーガールが踊る神聖な場所だ!もしくは、20バーツをばらまくおじさんが歩く場所だ!何はともあれ、お前みたいなやつが立ってはならないんだ!今すぐそこをどけ!」

 

悪いポケモン

「もし、嫌だといったら?」

 

Mao

「力づくでやってやるさ!」

 

 

悪いポケモンは禍々しいオーラを放ちながら、右手を大きく振りかぶった。Maoは攻撃に備えた。

 

 

 悪いポケモン

バカラでカワイイと思ってペイバーした女の子が、外で見ると普通だったでんこうせっか!

 

ドォーン!

 

Mao

「ぐわぁぁぁl」

 

 

なんてキツイ攻撃だ。なんというか、精神的にキツイ。  

 

 

 

 悪いポケモン

クラブでナンパした女の子が、実はレディーボーイだったはっぱカッター!

 

ドォーン!ドォーン! 

 

Mao

「ぐわぁぁぁ!」 

 

 

嫌な思い出が蘇る。

 

 

 

 悪いポケモン

「トドメだ!テキーラを飲んでベロベロになりながら入店したゴーゴーバー『Super Pussy』でかなり高い金額を請求されて、冷静になって考えてみたら、あれボラれてたんじゃねえの?っていうはかいこうせん!

 

ドォーン!ドォーン!ドォーン!

 

Mao

「あぁァァァっぁ!」

 

 

 

フラフラになった。もうだめだと思った。パタヤで死ねたら本望、、、なんてことは思わない。 

 

 

Mao 

「オレはここで死ぬわけにはいかない。会社を辞めた6日後にオレはパタヤにいた!パタヤが大好きだソーラービーム!!!

 

 

周りが一瞬にして明るくなった。

 

 

 

 

 

 

 

何やら周りが騒々しいと思ったら、どうやら路上で寝てしまっていたらしい。起き上がると、爆音とネオンきらめく華やかな世界にMaoはいた。天国かと思ったが、そうではない。ここは、パタヤのウォーキングストリート。

 

 

Good guy goes to HEAVEN  Bad guy goes to PATTAYA

(いいヤツは天国へ逝くワルはパタヤへ行く)

 

 

あのパタヤに戻ってきていた。時計を見ると0時を回っている。そうか、禁酒日はもう終わったのか。吸い込まれるように目の前にあった赤、緑、青のネオンがきらめくゴーゴーバーに入った。

 

 

いつものようにドラフトビアを注文して、さっき自分の身に起こった出来事を思い返してみる。

 

 

 Mao

「オレは悪いポケモンに勝てたのだろうか。リステルはいったいどうなったんだ。それとも、あれは夢だったのだろうか」

 

 

 

 

このとき、オレは知る由もなかったんだ。このあと、まさかこの現実の世界で、パタヤに久しぶりに来たんだからドリンクたくさんおごってチャームボイス!を受けることになろうとは。お会計で膨れ上がった金額を見たときに、リステルの声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カモネギゲットだぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい。